科目詳細情報 / Course Syllabus
科目分類1 / Subject Categories | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
学部等 / Faculty | 工芸科学部 / School of Science and Technology | 今年度開講 / Availability | 有 / Available | ||||
学域等 / Field | デザイン科学域 / Academic Field of Design | 年次 / Year | 3年次 / 3rd Year | ||||
課程等 / Program | デザイン・建築学課程・課程専門科目 / Specialized Subjects for Undergraduate Program of Design and Architecture | 学期 / Semester | 前学期 / First term | ||||
分類 / Category | - / - | 曜日時限 / Day & Period | 水2 / Wed 2nd | ||||
科目分類2 / Subject Categories | |||||||
学部等 / Faculty | 工芸科学部 / School of Science and Technology | 今年度開講 / Availability | 有 / Available | ||||
学域等 / Field | 造形科学域 / Academic Field of Architecture and Design | 年次 / Year | 3年次 / 3rd Year | ||||
課程等 / Program | デザイン・建築学課程・課程専門科目 / Specialized Subjects for Undergraduate Program of Design and Architecture | 学期 / Semester | 前学期 / First term | ||||
分類 / Category | - / - | 曜日時限 / Day & Period | 水2 / Wed 2nd |
科目情報 / Course Information | |||||
---|---|---|---|---|---|
時間割番号 / Timetable Number | 13113201 | ||||
科目番号 / Course Number | 13160122 | ||||
単位数 / Credits | 2 | ||||
授業形態 / Course Type | 講義 / Lecture | ||||
クラス / Class | - / - | ||||
授業科目名 / Course Title | 景観論 / Theory of Landscape | ||||
担当教員名 Instructor(s) |
清水 重敦、大田 省一、(赤松 加寿江) | ||||
SHIMIZU Shigeatsu、OHTA Syoichi、(AKAMATSU Kazue) | |||||
その他 / Other | インターンシップ実施科目 Internship |
国際科学技術コース提供科目 IGP |
PBL実施科目 Project Based Learning |
実務経験のある教員による科目 Practical Teacher |
|
- | - | - | - | ||
DX活用科目 ICT Usage in Learning |
- | - | - | ||
- | - | - | - | ||
科目ナンバリング / Numbering Code | - |
授業の目的・概要 Objectives and Outline of the Course |
---|
都市空間に生起するさまざまな事象について、建築や都市計画の基本的な知識の上に立ち、その文化的側面を講義する。とりわけ、ここでは都市空間を価値付ける景観(風景)の概念を重要なものとして位置づける。 |
This course focuses to cultural aspects of various phenomena which generate in urban space, based on essential knowledge of architecture and urban planning, especially to the concept of landscape. |
学習の到達目標 Learning Objectives |
---|
1.建築を都市全体の中で考える能力を身に付ける。 2.都市空間を評価するための知識を得る。 3.都市を多面的に理解する能力を身に付ける。 |
- |
授業計画項目 / Course Plan | |||
---|---|---|---|
No. | 項目 Topics |
内容 Content |
オンライン授業 online class |
1. | 都市空間の評価としての風景の位置づけ | 都市空間を評価するときに、風景や景観の概念がいかに重要なものとなるのかを、授業の概説として、近年の京都の景観論争などを取り上げながら考察する。 | |
- | - | ||
2. | 風景以前の「風景」 | 一般的に風景とは、近代以降に発見された価値だとされるが、それ以前にありえた「名所」や日本庭園などの風景とは、どのような価値により見いだされたものか考察する。 | |
- | - | ||
3. | 「風景」の発見 | 風景は、ヨーロッパにおいて、中世的世界から人々が脱するルネサンス期に発見されたものである。その発見に至る過程を、風景画などの関係をたどりながら考察する。 | |
- | - | ||
4. | 規範としての風景 | 発見された風景は、しだいに、国家や民族など、社会的な規範を導くものとしての役割を果たすことになる。その過程と、その結果を考察する。 | |
- | - | ||
5. | 歴史が作る風景 | 自然の眺めだけでなく、都市の眺めにも風景の価値が認められるようになるが、そこでは歴史の価値が評価されるようになり、そのための風景保護の技術も体系化される。その様子を考察する。 | |
- | - | ||
6. | 近代主義が作る眺め | 近代主義は本質として、都市空間から風景の価値を排除するようになる。しかし、近代主義の建築は、むしろ風景の再生を試みた。その様子を考察する。 | |
- | - | ||
7. | 都市の風景化 | 風景の価値が排除されていく近代都市空間では、眺めに「意味」を付与しようとする動きも盛んになる。その様子を、都市美運動や都市デザインの動きから考察する。 | |
- | - | ||
8. | 風景から景観へ | 計画学では、主観的な風景ではなく、より客観的に眺めを評価する概念として景観が使われるようになる。そこで登場する景観工学の理論などを学ぶ。 | |
- | - | ||
9. | 集落と生活景 | 客観的な評価だけでは捉えきれない、集落の造形など、生活に密着した眺めの価値を評価するために、生活景という概念も生み出される。その内容を検証する。 | |
- | - | ||
10. | 郊外風景の没場所性 | 眺めから意味が奪われる事態は、場所性の喪失として捉えられる。その典型としてある郊外の眺めを取り上げ、そこでの没場所性が、どのような事態を引き起こすのかを検証する。 | |
- | - | ||
11. | 仮構される風景 | 場所の喪失は、次第に人為的に作られる場所を作り出すようになる。そこでのシュミラークルと判断される眺めの価値について、商業空間などを例にして考察する。 | |
- | - | ||
12. | 生態的風景 | アフォーダンス理論などに導かれる、環境がすでに風景価値を有しているという生態的な風景のとらえ方について、パタンランゲージなどを示しながら学ぶ。 | |
- | - | ||
13. | 自分が風景になる | 自分自身が風景に同化してしまうような新しい感覚(実景)が、都市居住者をとらえるようになっている。そのことの意味を、近年の建築家の意識などを通じて考察する。 | |
- | - | ||
14. | 都市空間の新しいありかたと展望 | これまでの内容を受けて、その上で考えられる新しい都市空間のあり方と展望について考察する。 | |
- | - | ||
15. | 景観計画の実践に向けて | 風景と景観に関わる考え方をまとめながら、それを実戦的に活用する方法を、景観政策の実例を紹介しながら考える。 | |
- | - |
履修条件 Prerequisite(s) |
---|
建築史や都市計画学について基礎的な知識を持っていることが望ましい。 |
- |
授業時間外学習(予習・復習等) Required study time, Preparation and review |
---|
授業は多くの画像を提示しながら行う。 本学では1単位当たりの学修時間を45時間としています。毎回の授業にあわせて事前学修・事後学修を行ってください。 |
Please note that KIT requires 45 hours of study from students to award one credit, including both in-class instructions as well as study outside classes. Students are required to prepare for each class and complete the review after each class. |
教科書/参考書 Textbooks/Reference Books |
---|
教科書:中川理著『風景学-風景と景観の歴史と現在』(共立出版) |
- |
成績評価の方法及び基準 Grading Policy |
---|
成績評価は授業中の小レポート(30%)、及び期末レポート(70%)で行う。合計点が60点以上を合格とする。 |
- |
留意事項等 Point to consider |
---|
- |
- |