科目詳細情報 / Course Syllabus
| 科目分類1 / Subject Categories | |||||||
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| 学部等 / Faculty | 工芸科学部 / School of Science and Technology | 今年度開講 / Availability | 有 / Available | ||||
| 学域等 / Field | デザイン科学域 / Academic Field of Design | 年次 / Year | ３年次 / 3rd Year | ||||
| 課程等 / Program | デザイン・建築学課程・課程専門科目 / Specialized Subjects for Undergraduate Program of Design and Architecture | 学期 / Semester | 前学期 / First term | ||||
| 分類 / Category | - / - | 曜日時限 / Day & Period | 水5 / Wed 5th | ||||
| 科目分類2 / Subject Categories | |||||||
| 学部等 / Faculty | 工芸科学部 / School of Science and Technology | 今年度開講 / Availability | 有 / Available | ||||
| 学域等 / Field | 造形科学域 / Academic Field of Architecture and Design | 年次 / Year | ３年次 / 3rd Year | ||||
| 課程等 / Program | デザイン・建築学課程・課程専門科目 / Specialized Subjects for Undergraduate Program of Design and Architecture | 学期 / Semester | 前学期 / First term | ||||
| 分類 / Category | - / - | 曜日時限 / Day & Period | 水5 / Wed 5th | ||||
| 科目情報 / Course Information | |||||
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| 時間割番号 / Timetable Number | 13113502 | ||||
| 科目番号 / Course Number | 13160023 | ||||
| 単位数 / Credits | 2 | ||||
| 授業形態 / Course Type | 講義 / Lecture | ||||
| クラス / Class | - / - | ||||
| 授業科目名 / Course Title | 近代建築史 / History of Modern Architecture | ||||
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担当教員名 Instructor(s) |
笠原 一人、山崎 泰寛 | ||||
| KASAHARA Kazuto、YAMASAKI Yasuhiro | |||||
| その他 / Other | インターンシップ実施科目 Internship |
国際科学技術コース提供科目 IGP |
PBL実施科目 Project Based Learning |
実務経験のある教員による科目 Practical Teacher |
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| DX活用科目 ICT Usage in Learning |
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| 科目ナンバリング / Numbering Code | - | ||||
| 授業の目的・概要 Objectives and Outline of the Course |
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| 産業革命を契機として、建築は大きく変わった。数千年の歴史がつちかってきた「様式」から離脱し、鉄やコンクリート、ガラスといった新しい材料や技術を用いた新しい空間が出現する。それは、1920年代の近代主義（モダニズム）建築という形で確立されるが、戦後になると、そのあり方は再び変化していく。この授業では、近代建築の成立と展開の様相を論じることで建築を考える上での基礎的な知識を与え、今後の新しい建築の創造への足がかりとすることを目的とする。 |
| Architecture has changed drastically in the wake of the Industrial Revolution. Breaking away from the “styles” that have dominated for thousands of years, new spaces emerge by using new materials and techniques such as steel, concrete, and glass. This new architecture was established in the form of moder movement architecture in the 1920s, but after the war, it was changed again. The purpose of this class is to provide basic knowledge for thinking about architecture by discussing the formation and development of modern architecture, and to use this as a foothold for the creation of new architecture in the future. |
| 学習の到達目標 Learning Objectives |
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| 1．近代化によっていかに建築が変容したかについての知識を得る。 2．近現代の建築と建築家に関する知識と教養を修得する。 3．先人によって蓄積された建築のあり方を知ることで、次の創造に向けての示唆を得る。 |
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| 授業計画項目 / Course Plan | |||
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| No. | 項目 Topics |
内容 Content |
オンライン授業 online class |
| 1. | 産業革命の建築（笠原担当） | 19世紀になるとヨーロッパの建築のあり方は産業革命によって大きく変化する。石や煉瓦に代わり、鉄やコンクリートやガラスによる建築が誕生する。産業革命後のヨーロッパの建築について論じる。 | |
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| 2. | 日本における西洋建築の受容（笠原担当） | 日本は幕末以降、開国によりヨーロッパの建築文化を受け入れ、そのデザインや技術を受け入れるようになる。ヨーロッパ由来の建築が、どのような過程を経て急速に日本に根付いたかについて論じる。 | |
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| 3. | 19世紀末の造形運動（笠原担当） | 19世紀末になると、ヨーロッパでアーツ・アンド・クラフツ運動やアール・ヌーヴォー、セセッションといった、伝統的な様式に代わる新しいデザインや建築が生まれる。これらの動向について論じる。 | |
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| 4. | 前衛の運動（笠原担当） | 1910～20年代には、一方でイタリアの未来派、オランダのデ・ステイル、ロシアの構成主義といった抽象化への志向が起こる。後の近代主義（モダニズム）の空間性の根幹を形作ったこの動向について論じる。 | |
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| 5. | 表現主義の建築（笠原担当） | 1910～20年代には、先の「前衛の運動」に対抗するようにして、人間の内面や地域の特性を、曲線的な形態を通して表出しようとする表現主義の建築も現れた。日本を含めて広範な影響を及ぼしたこの造形の特質を論じる。 | |
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| 6. | アメリカの近代建築（笠原担当） | 19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカでは、高層建築やフランク・ロイド・ライトなど、ヨーロッパとは異なる建築が出現し、ヨーロッパにも影響を与える。アメリカの近代建築の動きを論じる。 | |
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| 7. | 近代主義建築の成立 1（笠原担当） | 1900年代になるとドイツ工作連盟が結成され、その後、デザインや建築の学校としてバウハウスが設立され、1920年代にはバウハウスによって近代主義（モダニズム）が成立した。主にドイツにおける近代主義への動向を論じる。 | |
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| 8. | 近代主義建築の成立 2（笠原担当） | 1910年代になると、フランスでル・コルビュジエが活躍し始める。1920年代には「近代建築の五原則」などを考案して近代主義（モダニズム）を確立させた。ル・コルビュジエの思想や活動を中心に、近代主義の成立を論じる。 | |
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| 9. | 近代建築運動の拡がり（笠原担当） | ドイツやフランスで近代主義（モダニズム）が成立すると同時に、北欧やオランダ、イタリア、日本でも近代主義が共有され、急速に拡がりを見せるようになる。ここでは近代主義の拡がりとそれに伴う変容について論じる。 | |
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| 10. | 歴史様式とアール・デコ（笠原担当） | 近代主義（モダニズム）が成立し拡がる中、1925年にパリで開催された装飾博覧会を契機にアール・デコが成立し、古典主義や様式建築をモデルとした歴史主義建築も拡がりを見せる。近代主義に対抗するようなこれらの動きについて論じる。 | |
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| 11. | 近代主義の成熟と変容1（山崎担当） | 第二次世界大戦後、特に1950年代のミース・ファン・デル・ローエ、コルビュジエらモダニズム建築を主導する建築家の活動について述べる。 | |
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| 12. | 近代主義の成熟と変容2（山崎担当） | 欧米のモダニズム建築に強く影響を受けた日本人建築家として、前川國男、吉村順三、坂倉準三、丹下健三らの活動について述べる。 | |
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| 13. | 近代への懐疑：地域、環境、伝統（山崎担当） | 1960年代から70年代にかけて世界規模で近代建築の見直しが進んだ。主に欧米の建築家や都市計画を例に、のちのポストモダンにつながる近代への懐疑について述べる。 | |
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| 14. | 近代への懐疑：地域、環境、伝統（山崎担当） | 1960年代から70年代にかけて日本で進行した地域主義、また近代建築の技術をベースにした日本らしさの表現について建築家の思考を述べる。 | |
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| 15. | 建築のポスト・モダン（山崎担当） | 1980年代以降に起こったポスト・モダン建築の隆盛とその後の展開について述べ、歴史認識に基づいた現代の建築設計の可能性について述べる。 | |
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| 履修条件 Prerequisite(s) |
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授業時間外学習（予習・復習等） Required study time, Preparation and review |
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| ・レポート作成時、他人の文章を引用する際は、引用箇所が明確にわかるように記載すると共に、出典を記載すること。また、度を超えた引用は慎むこと。 ・他人が作成したレポートを、自身が作成したとして提出しないこと。 |
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| 教科書／参考書 Textbooks/Reference Books |
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| 教科書：石田潤一郎・中川理/編『近代建築史』昭和堂、2,640円、ISBN4-8122-9802-4 参考書：山崎泰寛・本橋仁/編『クリティカルワード・現代建築』フィルムアート社、2,420円、ISBN : 978-4845918126 |
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| 成績評価の方法及び基準 Grading Policy |
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| 担当の二人の教員がそれぞれの方法で評価をし、その評点の合計で、成績とする。各教員お評価方法は以下の通り： - 笠原：笠原担当の最終回でレポート課題を出題する。レポートの評点を笠原担当分の成績とする。 - 山崎：山崎担当の最終回でレポート課題を出題する。レポートの評点を山崎担当分の成績とする。 |
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| 留意事項等 Point to consider |
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